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高峰さんの昔のエッセイ・・満載・・
誰もあるこだわり・・それを思うようにできなかった時代
高峰さんはいろんなものを背負いながら・・
自分の思うによういかないのが人生で・・
でも、頑張った分のご褒美で旦那さまと優雅に暮らせたのは
唯一の救いだったかもしれない。
類型的なものが好きじゃないって??
己が良しとするものだけを選んだといから・・
私はと思えば・・今は極力ものを買わないようにと思っているけれど
たまに・・気になるものに出会っては迷っている。
本当にほしいものか??と自問自答・・
たぶん、高峰さんは迷わずほしいものを買ったに違いない。
そして、当時の車、コスモを評して・・
ロータリーエンジンに唸ってしまった高峰さん。
そのロータリーエンジン搭載の車(メーカーも車種は違う)にチョウナンも
魅せられて大学卒業と同時に自分のローンで購入したことがある。
自分の好きな車種に出会えたらいいがその時代の流行もあるし車は消耗品。
ならばそんなにこだわるのもね。
出来たら車を手放して公共の乗り物に乗りたいがこのコロナではそれも危険・・
気温はちょっと下がった・・朝23,7度・・寒く感じてしまう。
最高は27度なのだそうだ・・
明日からまた、残暑厳しくなるらしい・・
高峰さんの随筆がその年代で面白い。
ご主人の骨壷を用意して先に旅立ってしまったのは
残念だったけれど・・
折に触れ自分の結婚観などを書いて・・
希望通りの人と結婚したのは素晴らしい・・
そうどっちが先に逝っても一緒に居たいとは私も同じ。
できれば高峰さんをブラウン管で見たかった。
でも、どうしても TVにだけは出たくないと・・
恐怖で出たくない・・その真意は映画のように丁寧に撮る
ように思えなかったのではないか・・
出る作品に思い入れもあるから適当ではゆるせなかったのかも
しれない。
高峰さんを映画であれTVであれ見たことがなかった私は・・・
ほんのつい最近まで高峰さんの演技がどれほどだったのかも
知らずに過ごしてしまった。
映画の世界が嫌いと言いながら真剣に取り組んだその生きざま
に感服しつつ・・時あらば・・昔の映像をじかに観たいと切に
願う。
先週より2週間でずっぱり・・・チュカレタ・・・
斎藤明美さんの「高峰秀子さんの遺した言葉より」・・
高峰さんの映画を見たのは故人になってからでその生い立ちも
知らずにいたので・・本をかたっぱしに読んでその人となりを
知った。
正直、斎藤明美さんが書く高峰さんの生い立ちや高峰さんという
人を何度も・・何度も同じようにたたみかけるように書くので
もう暗記してしまった〜と言って良いか・・この部分をカット
してもいいのでは??と思ってしまった〜
高峰さんは自分を陽と陰に分ければ・・「陰」なのだとか・・
生い立ちでもなく人は生まれ落ちた時にすでに個性が決まって
いるように思う。
置かれた運命の中で懸命に生きて大女優となったのには・・・
たぶんに資質が良かったことと・・努力を惜しまなかったから。
どんな時もくじけずに・・名声を得ることもまた本人の力の及ばない
周りがほっておかなかったから・・・
義母のすさまじいほどの攻勢にもひるまず、松山善三という人と
結ばれたのもすべては運命のような気がする。
好きでもない女優を55歳まで・・しかし・・みんな好きで仕事を
しているわけではない・・・憧れた職業でも現実は違うこともある。
生きていたなら・・・93歳??
亡くなるまで本を読み学ぶことに貪欲であったらしい・・
主婦と言いう座に収まっているには惜しい人であったので神様が
このような運命を与えたのかもしれない。
あの時代にしか生きられない。
「賞はもらった時から過去のものです。」いつも現実を見据えて
生きていたのだ。
高峰秀子さんの親友越路吹雪との思い出から
PHPやキネマ旬報などのエッセイより・・・
晩年のエッセイと違い若い感性で書かれていて当時を思い起こし
ながら映画のこと・・戦争の慰問のことなど・・・
こうしたエッセイが一番判りやすい・・
その軌跡は高峰さんが築き上げた動かしようのない珠玉のもの・・
他人がそれを代弁するのはおこがましいし・・
高峰さんを女優にするために自分の人生をかけたことには間違いないのだから。
思えば・・義理の母がいなければ高峰秀子さんをスクリーンで見ること
ができなかった。これは・・・やはり運命と思うしかない。
可哀そうと思うか??晩年を生き生きと生きて人生をまっとうしたことを
思えば・・・あの女優業のために莫大な財産と名声を得たことは何よりも
喜ばしいのではないか・・人はないものねだりをするものだ・・
得ることができなかったから・・・努力を重ねる。生きている限り・・
いまさらでもないけれど・・斎藤明美さんの想い出にある
普段の秀子さんのことが描かれていて・・
立ち読みでクロワッサンでもおなじみ・・
こだわりを持った一面もあれば・・自分にはどこか冷めていて
ご主人を宝もののように大切にしているのはとっても読んでいて
可愛らしい〜
直径12センチのフライパンにこだわったり・・
いつも毅然として・・無駄な電話はしないあたりが凄いこと・・
本を食うように読んでいたという70代・・
目がちらちらとしなかったんだね〜
60に突入するあたりに家財を10分の一に減らして・・
家を縮小した・・デカイ家ではなく・・
身の丈にあった家であり・・生活を目指した。
また関わった人びとを通して当時の女優さんのことも交えながら
楽しく読む事ができる本でした。
はからずも好きでもない女優を50年も続けることになったのも
また、高峰さんの運命でありました。
彼女が生きている間に映画を見る機会がなかった私がひょんな事
から本で読んだ「恍惚の人」を映像で観た時に・・
やっぱり演技の上手な女優さんだな〜とほれぼれ見たものです。
ここから・・私は彼女の本を読みあさることになるのですが・・
人として・・生きる姿勢に共感しつつ・・
私もこれからの人生をこうありたいと思えるほどに素敵な女性
高峰秀子さんに陶酔しているところです。
でも、私は高峰さんではありませんから・・当然のごとく
わたしらしく生きるだけなのですが・・
内容は素晴らしい・・この本の内容をみると私たちのブログのように
日々思うことを書いている・・
本で伝えることができて良かったね〜高峰さん・・
私は息子たちに伝えたいことがたくさんある。
家のことはお嫁さんに少しづつ話して行こうと思うけれど
何から伝えようか・・息子たちに本当に話すことがなかったから・・
書いてもいいけれど読む努力と時間がいるものね・・
いっそ声で残そうか・・なんてね・・でもね・・・
気取った声になって笑われるのがおちだね・・
そう・・私は最近、両親からも昔のことを聞いては記録に残している。
父たちの時代と私たちの時代・・そして息子たちの時代・・
全く様相は違うのでね・・・
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